2008年10月21日火曜日

10/21 Today 義経と頼朝、黄瀬川で「涙の対面 」(1180)

世にいう黄瀬川での涙の対面:
富士川の戦い - Wikipedia: "富士川の合戦(10月20日)の翌21日、黄瀬川駅(静岡県駿東郡清水町)で若い武者が頼朝との対面を願い出た。『吾妻鏡』によると「弱冠一人」、『源平盛衰記』によると20余騎を率いていた。頼朝の挙兵を聞いて奥州平泉から駆けつけた弟の九郎義経であった。
土肥実平、岡崎義実、土屋宗遠は怪しんで取り次ごうとしなかったが、騒ぎを聞きつけた頼朝は「その者の歳の頃を聞くに、陸奥にいる九郎であろう」と言い対面がかなった。
頼朝は後三年の役で源義家が苦戦していた時、その弟の義光が官職を投げうって駆けつけた故事を引いて、義経の手を取って涙を流した。"
でもこれは頼朝の芝居だったとの説もある。

頼朝はこのときすでに前日の富士川の戦いで平氏を潰走させて大勢を決めていたし、軍馬の宝庫である奥州から来るというのに軍勢も引き連れずわずか数騎で(おまけに富士川の戦いに遅れて)駆けつけた義経に今さら弟面されても面白くなかった。でも、さすが政治家頼朝。「涙の対面」芝居を打つことで関東武士たちの心をつかんだという。今も昔も、ニッポン人は涙に弱い。

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